2010年09月04日
映画「春との旅」
何ヶ月か前に前橋のケヤキウォークで鑑賞した「春との旅」が今日から
シネマテーク高崎で上映されるようです。
この映画は監督の小林政広さんの長編小説を小林監督、自ら、シナリオ化
した映画です。孫と一緒に生活していた漁師(仲代達矢)が孫が失業し、
ひとり暮らしになるので、疎遠になっていた兄弟のところにみを寄せようと
受け入れてくれる兄弟を訪ね歩く話。行く先々で現代の日本が抱える問題を
露呈しています。見ていて、身につまされるところも多々ありますが、「生きる」
ということを、ひたむきに描いた作品。仲代が学の無い「漁師」を演じていますが、
見ていて、どうしても仲代のインテリ的なものが漂ってきてしまう。面白いのは
食事のシーンが沢山あり、実においしそうに食べてり、飲んだりしていること。
映画の最後の方で、仲代が孫と二人、そばを食べるシーンがあり、とても、美味しそう
に食べるので、映画を見終わった後、どうしてもそばが食べたくなり、深夜でしたが、
食べられるお店を探して、食べたほどでした。
「沖縄決戦」とは、まったく、ちがう仲代達矢でした。
Posted by キミ at 10:59
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